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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来



「風子の悩みが俺が考えていることと一致するかは分からないけど、何にせよ結婚したことを後悔するはずなんてないよ。
……俺はこの未来がずっと欲しかったから」


「……嬉しいです」


自信が持てない私に安心をくれる。


答えが合っているから私の悩みと一致している気がした。


優しくて愛をいっぱいくれる塑羅緒さんの胸にぎゅーっと顔を埋めてにやけた口元を隠す。



「でも……」


「でも……?」


「悲しくなるからそういうことはもう聞くなよ。次にそれを言ったら風子がシャワーを浴びている時にドッキリで入っていて襲うから」


「えええ!?それは…困ります……」



結婚式の日が迫ってくる中、私も塑羅緒さんに何か愛を伝えたいなと思っていた。


手作りのお菓子では食べたらなくなってしまう。


誕生日も過ぎたばかりだからプレゼントを渡すのもまだ新鮮味がない。


エッチを誘って、してもイけば終わってしまう。


なにか残るものを渡したいな……。


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