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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来



「仕事の書類?それとも誰かに手紙を送るのかい?」


「これは……、えっと……」


なんて誤魔化したらいいんだろう。これはサプライズで送りたいから隠し通したい……。


「ん?やましいことがないんだから教えてよ」


「っ……、んっ……」


肩に触れて私が弱い耳元で囁いて、耳朶にそっと唇で触れてから挟んでくるからぞくぞくして官能的に感じてしまう。


そのせいで体が動き、隠していた手紙が見えそうになる。



「だっ、だめですってば……。ひゃあんっ……」


私が珍しい事をしているから気になるのか、ひとりで部屋にこもることが多くなって心配しているのかいつも以上に構ってくる。


「ほら、話さないと教えてくれるまでするよ」


耳や頬にキスをされながら胸を揉まれ始めると快感に我慢し続けるのがつらくなってきて私は観念することにした。



「……塑羅緒さんにラブレターを書いてました。だから邪魔しないでください」


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