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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来

前言撤回。ベッドがある部屋に行くということは、欲求不満でひとりで自慰をしたいパターンだ……!
固くなっているであろうその肉棒を握って、もう片方の手でスマホを持って……。
塑羅緒さんのその姿を見たことはないけど、男はこうしているだろうとイメージが浮かんでくる。
生理現象で仕方ないとは分かっていても私以外の女の裸を見て自慰をしているのは嫌だ。
その反面、一人でシているところも見てみたい気持ちもあるけれど……。
手紙を隠すのをやめた私は立ち上がり、早歩きで塑羅緒さんに追いついて背中に抱きついた。
「あの……!早く書き終えますから!寝る前にエッチもしますし、待っていてくださいね」
新婚早々、夫婦の営みの危機を感じるようなことになって欲しくない。
「うん。俺も早く終わらせるね」
結局、塑羅緒さんはにっこりと微笑んでから私を置いて寝室へ行ってしまった。
終わらせるって、自慰を早く済ませるってこと……?

