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愛おしいキミに極甘な林檎を
第11章 甘い口付けを再び……

ここまで言えるんだからやましいことはないようだ。
いや、問題は会った後だ。
きっと大人の男同士で遊ぶだろうから、キャバクラや風俗とかに行ったりすることもあったりして……。
それとも相手が知り合いの女の子を呼んで、エッチなことに発展してあんなことやこんなことを……。
過去のろくでもない経験が不安を煽る。
ソラ先輩のことは信じてるけど相手の男が信用できない。
見た目がチャラそうだったら阻止しよう。
「そうですね。ソラ先輩がどんな人と付き合いがあるのか知るのも面白そうなので見てみたいです」
少しドキドキしながら迎えたその土曜日。
会う約束をしていた場所である本屋の前でソラ先輩と話をながらその男を待った。
「どう言う人なのか楽しみです。ソラ先輩の新しい友達」
「言っておくけど惚れるなよ」
「惚れませんよ」
「あ、来た」
「――――……!?」
ズボンのポケットに手を入れて歩いて来た人物に目を疑い、私は急いでその人から隠れるように後ろを向いた。
予想外の人物で心拍数が一気に上がる。

