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愛おしいキミに極甘な林檎を
第62章 愛おしいあなたに……

今日はまだセックスをしてないけど、触れられているうちに確かにその気持ちが上り詰めてきていた。
もうすぐ純白の花嫁になれるというのに、思い浮かぶのは体を通して愛し合うことで、淫らな気持ちを抱いてしまう自分が恥ずかしくなる。
愛しているからもっと欲しくなるのかな……。
性的な興味を持っていることを肯定しているように言っていたソラ先輩も私を愛してるから……。
「風子、まだその格好でいたの?」
「今すぐ着替えますから体をそんなに見ないでください」
「そのいやらしい体はすぐに目に入るから見るって。早く着替えないと俺が着て欲しいと思った服を選んじゃうよ?」
「服くらい夫に選んでもらわなくても自分で決められますので」
ドキドキと鼓動が早くなっている今は頭の痛さもなくなっていた。
住んでいる場所も苗字も同じだから入籍は済ませているはずなのに、片想いをしているみたいに恋してる。
記憶がなくなる前の私もこんな感じだったのかな……。

