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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

それにしてもひとりで大浴場に入るのは初めてだ。
初めて温泉旅館に来た時はソラ先輩と露天風呂付客室に泊まったから大浴場は未知の領域。
どんなところなんだろう……。
地味に緊張しながら女湯の脱衣場に入ると、風呂から上がってきた先客がフェイスタオルで体の前しか隠していなくて驚いた。
テレビでリポートしている時のようにバスタオルを巻いて入れるのかと思っていた。
しかも試着室のように隠れられる場所がない。
だから裸を晒してタオルで拭いたり着替えをしなければならないことが分かった。
母と風呂に入った記憶がないから初めて見る自分以外の女体に衝撃が走る。
体型はもちろんのこと胸の形、大きさが気になってチラッと横目で見てしまう。
私もこの布切れ一枚を持ち、裸になって湯へと出陣しなければならないんだ……。
難易度が高い……。

