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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

顔を覗き込んできた課長は私の指先の温かさを確かめるように触れてくる。
扇いでもらったおかげで少しずつ涼んできたのにまた熱くなってきた気がした。
でもそれはほんの一瞬。
髪を直すように仕向けて私は課長から手を離す。
元々緩く触れられていたから自然にそうすることができた。
「なぁ、乙羽……。塑羅緒くんはいいものを持っているな」
「は…い……?」
いいモノと聞いてあれしか思い浮かばなかった。
確かに満足できる肉棒だけど男から見てもいいモノなんだろうか。
課長は下ネタを話してこないから珍しくて、私は目をぱちくりとさせていた。
どういう意味で言っているんだろう……。

