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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート

「ははっ、冗談だから。でも褒めたことは全部思っていることだよ」
「それは私もですからね」
他愛もない話をしながらのドライブも幸せだ。
相手が喜ぶような伝えたいことはその時に伝える。ソラ先輩から学んだことをこうして私も活かしている。
照れくさい時もあるけど、いつ何があってもいいように話せているから後悔なく満たされていた。
“愛してる”っと伝えるのはいつもハードルが高いけれど……。
心の中ではあなたのことを愛してる。
私が変わってしまっても何度も何度も好きになれるんだからこの気持ちは特別なものだ。
その気持ちで溢れているから移動先に到着してから二人きりになって早く甘えたい……。
一緒にいれるだけでもいいというのに触れたいと思ってしまうのだから私は欲張りだ。
「ずっと座ってるのも疲れただろうし、そろそろ休憩しようか」

