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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート

「うん。最近慌ただしくてこうやってのんびりする時間も欲しかったから来てよかったよ」
「ふふっ、それならよかったです」
ほんのりとした温かさでじわりと額に汗が滲んできた。
それさえも気にならないほど幸せで、笑顔でいるとソラ先輩も私に甘えるように寄り添ってくる。
温泉という癒しを浴びて、いつもより心を開いてくれているような気がして私は嬉しくなった。
「ソラ先輩の肌、スベスベします」
程よく筋肉がついているソラ先輩の腕に触れて上下に撫でながら顔を覗く。
すると、やんわりと微笑まれて今度はソラ先輩が私の腕に優しく触れてきた。
「風子こそいつも綺麗な肌をしているよ。ずっと触っていたくなる」
「ふふっ、ずっとって欲張りですね」
「だめ?」
「いいです。いっぱい触られたいです」
「いっぱいって。風子も変態だな。そう言われると違うこともしたくなる」

