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愛おしいキミに極甘な林檎を
第14章 囚われる雌

「いいえ。今日の飲み会は酔うと面白がってくる人がいたので敢えてジュースを飲んでいました。
だからお酒は飲んでません」


「どれどれ……」


シートベルトを外して体を寄せてきたソラ先輩は私に唇を重ねてから口内を確かめてくる。


互いの舌がおもむろに触れると蕩けてしまいそうな快感を感じ始めた。



気持ちいい……。


ゆっくりと味わうように側面を舐められたり、絡ませたりして私の理性を崩していく。


呼吸が思うようにできなくて少し苦しくてもなかなか離してもらえなかった。



「……ほんとだ」


終わった時には目が虚ろになっていて、離れるのが名残惜しいように思えた。

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