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愛おしいキミに極甘な林檎を
第14章 囚われる雌

「もし私が本当にお酒を飲んでいたらどうしたんですか……」
「大丈夫だよ。風子はこんなことで嘘つかないって分かってるから」
「酔ってるって疑ったくせに?」
「あれは…嬉しかったから……。一緒にいたいって言ってもらえたのが……」
矛盾していたことに気付いて恥ずかしそうに口篭るソラ先輩。
いつも私が押されっぱなしだから優位に立てて嬉しくて、珍しく焦っている顔をニヤニヤしながら見る。
「ふふっ、面白いです」
「っ……。からかうとまたキスするぞ」
「じゃあ、本当かどうか、からかってみます」
「まったく。小悪魔なのは変わらないな……」
からかう間を与えられずに唇を塞がれた。
今度は口を味見されるだけではなくて体も求められていく。

