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愛おしいキミに極甘な林檎を
第18章 この愛の行方は……
着いてからインターホンを押すと仕事から帰ってきていたようで開けてもらえた。
私が急に来て驚いていたけど、その表情はすぐに笑顔へと変わる。
「風子、会いたかった」
「私もです」
久しぶりに抱き合ってから唇を重ねる。
離れてからまだ一週間も経っていないのにこの温もりがとても恋しく思えた。
いきなり結婚の話はしにくいから、晩ご飯を作って食べてからにすることにした。
冷蔵庫を開けると食材は少なくて野菜はブロッコリーくらい。
やはり大したものを食べていなかったようだ。
食事と片付けが済んだのは午後七時半になる前。
ソファに二人で座って寄り添ってから本題を持ちかけようと思って視線を合わせた。