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愛おしいキミに極甘な林檎を
第19章 誘惑と片思い

「あっ、ありがとうございます。お疲れ様です……」
理人さんに酷い事を言われたのに、ものともしていないほど元気だった。
しかも自分の部屋に行くと私が掃除をするよりも綺麗になっている。
リビングのテーブルの上には花まで飾ってあり、晩御飯の盛りつけも見習いたいほど女子力が高かった。
すごい人が来たなと思いながら生活していたけど、数日後に違和感を感じた。
「あれ……。下着ってこれしかなかったっけ……?」
四枚あったはずのブラジャーとパンツのセットが二枚減っている。
でも仕事で疲れていて考える余裕もなく、買ってくればいいかと思って気にしないようにしていた。

