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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

ソラ先輩と付き合ってから毎年一緒に過ごしているゴールデンウィーク。
逃避をすることから始まって今年はどうなるんだろう。
胸を踊らせながら、車に乗って目的の場所へと向かう。
その途中、朝日が昇った景色が窓から見えてとても綺麗だった。
毎日朝ご飯を食べている時間を過ぎた頃、私は理人さんに【女友達と旅行に行ってきます】っとメッセージを送った。
恐らく誰と行っているかバレるだろう。
一応、口止め料にカップケーキを前払いしてきたけど……。
「もう気付かれてるかな?」
「寝ていると見せかけるために布団の中にクッションをたくさん入れてきましたので、メッセージを見るまで気付かれないと思います」
「ははっ、風子は面白いね。上出来だよ」
「この前ソラ先輩が言ってくれたことを信じて私も頑張ります」

