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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

「風子さん、僕です」
聞き慣れた声がして恐怖が消える。
ゴーグルを外されてから正体が誰なのか分かった。
「理人さん!?どうしてここにいるんですか!」
「自宅のパソコンでこちらのホテルを検索した跡があったので、風子さんはこちらにいるのかなと思いまして」
隠れてソラ先輩とメッセージをしてゴールデンウイークの予定を立ていて、どんな場所に泊るのかパソコンで調べていた。
検索履歴までチェックされているならスマホで調べておけばよかった。
「プライベートくらいそっとしておいてくださいよ」
「勝手に逃げ出した事と塑羅緒さんと会われていると思った事は言わないでおきました。ですが、風子さんを見張れと命令されたもので」

