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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

言われた通り、理人さんに気にしないようにして再びプールに入って遊ぶ。
先程より遠慮がちになる私たちの後ろからはシャチの浮き輪が追ってくる。
この威圧感。
どうにかならないものか……。
そんな中、ソラ先輩は私の腰に触れて離さないようにしていた。
口では何も言わないけど、デートを見張られて嫌な気持ちになっているだろうな。
すると言ったキスもこれではできない。
二人っきりになれる場所に早く行きたいな……。
部屋に戻りたいといつ言おうか迷っていると、前方からこっちに向かってくる人に目を疑った。
ここにいることが信じられなくて私とソラ先輩はまた顔を合わせる。

