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愛おしいキミに極甘な林檎を
第22章 幸運と四人目の男


私たちが寝ている間、課長と理人さんが二人で話していたことを知らないまま……————



* * *



居酒屋からホテルに戻ってくるとロビーで解散になった。

泥酔した私がソラ先輩に担がれて行った後、理人さんは課長を呼び止めていた。



「花城さん……、今日はお世話になりました。同期の方々と休暇を楽しんでいるところ来て下さりありがとうございます」


「こちらこそ。オレまで誘ってもらって悪いな」


「いえ、花城さんにも助けて頂きましたから。
……ひとつお聞きしたいのですが、花城さんは風子さんのことをどう思われているんですか?」



「可愛い部下だ。……だが、いつの間にか女として好きになってしまったがな」


「そうでしたか……。もし、お付き合いをしていたら結婚はお考えになったんですか?」


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