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愛おしいキミに極甘な林檎を
第22章 幸運と四人目の男


「一緒で嬉しいです。……でもなんとなく頭が痛いです」

「ははっ、飲み過ぎるからだよ」



あくびをしながら横になっているとソラ先輩が白湯を持ってきてくれた。

小さく息を吹きかけて冷ましてから少しずつ飲んでいると眠気も覚めてきた。



「昨晩の記憶がないんですけど私はまた何かやらかしたりしてませんよね……?」


その話を出した途端、ソラ先輩が顔色を変えて見下ろしてきてゾクッと怖くなる。


答えが返ってくるまで必死に昨晩のことを思い出そうとするけど、やはり何も思い出せない。



「ベタベタしてたよ。風子は他の男と飲む時はあんなことをするんだね」


「まさか……、課長か理人さんにベタベタしてたとか……?」


「昨日、愛してってお願いしたのに。予想外だったよ」


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