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愛おしいキミに極甘な林檎を
第22章 幸運と四人目の男


「シングル?」


「相手の男は妹が子供を産んでも認知さえしねえで逃げて行ったんだ。だから一人で育てているんだよ」

「…………。もし、颯太が相手の男の立場だったらどうします?」



「結婚して子供を一緒に育てるのが普通だろ。逃げるなんて男として最低だ」


変わったのか、これが本質なのか分からない。
でも肉体関係があった時に聞けなかったことが聞けて今更スッキリした。

今の私にとってはもう関係のないことだけど……。


頬を緩ませていると颯太にじっと見上げられる。


「それにしても大人になって綺麗になったな」


「いっ、いきなりなんですか……?」

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