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愛おしいキミに極甘な林檎を
第25章 艷めく声で絶頂を


帰ってきたことを連絡してからシャワーを浴びに行く。

今日一日あったことを思い出しながらどこも触れられなかった体を綺麗に洗った。



浴室から戻ってくると返事が来ていて安堵したけど、おかえりだけしか書かれていない。

なんだか寂しさを感じた私は電話を掛けた。


普段の落ち着いた声ですぐに電話に出てもらえてホッとする。


「あの……、今日あったことを何も聞かないんですか……」


『何もなかったって思ってるから』


「なかったですよ。お土産を探して終わりました」



すると少しの間、静かになった。


『良かった……』


心配していたのか胸を撫で下ろした時の声色が聞こえてくる。



「ソラ先輩と一緒に旅行に行った時に見たものを見て懐かしいなって思ってました。でも余計に寂しくなっちゃいますね」


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