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愛おしいキミに極甘な林檎を
第4章 自由と秘め事

いきなりの告白に耳を疑った。
もうすぐ冬になるから外は寒い。それなのに汗をかいてしまうほど私の体は暑かった。
ドキドキと心臓の動きも早くなって、手に力が入らない。
「オレと付き合ってると聞けば他の男から痴漢される確率も少なくなるだろう」
「部下に手を出したって思われますよ」
「彼女は三年もいないと職場内で知られているし、社内恋愛は禁止されてないから大丈夫だ」
「今回の噂のためだけに付き合うことないですよ。好きな女の子と付き合ってください」
「年下で料理上手の家庭的な女がタイプなんだ」
「それなら私以外にもいい女の子がいっぱいいます」
「いたとしてもオレは目の前にいる女しか知らない。それにその子は礼儀正しくて頑張り屋でいい子だ」

