この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第26章 強引な彼に犯されて……

手を重ねられてから揺るぎない瞳で見つめられてドキッとする。
「簡単に言いますけど本気なんですか?大切な家族も一生懸命に就活して得た仕事も捨てられるんですか……」
一緒になることはできるけど今のような生活ができるとは限らない。
しかもここには帰って来れないだろうから仲のいい友達とも会えなくなる。
私だけのために……――――
「俺は本気だよ。今までお金だって貯めてきたし、捨てる覚悟もできてる」
「私のために全てを捨てられるってことですか……?」
重ねられていた手をそっと握られると涙が浮かんできた。
「俺にとって何よりも大切な人は風子だから」
「っ……、ソラ先輩……」
「だから駆け落ちしよう」

