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愛おしいキミに極甘な林檎を
第1章 Sの彼氏

一緒にお風呂に入ってからも前戯をするようなことはしてこなかった。
濡れた髪を乾かして後から部屋に戻ると、これから何をされるのかどんどん胸が高鳴って緊張してきた。
「どうしたの?おいで」
「はい……」
巻いていたタオルを躊躇うように下ろしてベッドの上に乗り、先に座っていたソラ先輩に近づいた。
程よく筋肉があって引き締まっている綺麗な身体。
これから抱かれると思うとアソコがキュッと締まるような感じがしてたまらない。
「――――ねえ、風子。キミは誰のだっけ?」
不敵に笑うソラ先輩は私の頬にそっと触れて聞いてくる。
再会した時に見せた温かな瞳が冷酷のようにガラリと変わっていた。

