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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

背中に那砂さんの体が触れた時に妙な違和感がした。
腰付近に太股ではない別の柔らかい何かが当たった。
この感触はソラ先輩に後ろから抱き締められた時に感じていたものと似ている。
でもそれは女にはついていないものの柔らかさであって……、那砂さんにはないはずのものだ。
「嵐谷よ、何をしておる。まだか」
「もう千十郎様ったら!那砂って呼んでくださいって言ったじゃないですかぁ」
「なっ…、ななな那砂さんの苗字は嵐谷だったんですか!?妹とか!?」
ベビードールを着せて複数の男と見合いをさせたり、自分の紹介する相手と私を結婚させようと企んだりしていたあの嵐谷さんの……。

