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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

「颯太だよ。それで那砂さんに協力してもらって連れて来てもらったんだ。風子のお爺さんにいつ気付かれるかヒヤヒヤしていたけどね」
どういう風の吹き回しなんだろう。
ソラ先輩を私の元に連れて来て、颯太と那砂さんが何か企んでいるとか疑ってしまう。
でも単純に助けてくれたのなら、病院で会った時に颯太の言っていたことも……————
「私は那砂さんが良い人なのか、悪い人なのか分かりません。……でもソラ先輩が他の女の手を借りるなんて珍しいですね」
那砂さんが好きな人は理人さんだと分かっているけど、仲良くなってここまで来たことを考えると少し嫉妬してしまう。
「あの人は前は男だったみたいだよ。女だと思って避けていたら下半身についてるモノをいきなり触らせられてびっくりした」
どんな思いをしたのか分からないけどソラ先輩は真顔だった。
女が苦手でもそのパターンは大丈夫なんだ。
でも那砂さんが私の後ろに立った時に触れた柔らかいアレは男のものだったという事が照明された。
つまり那砂さんは嵐谷さんの弟……?

