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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて

「それ以上…言わないでください……」
こぶしを作って溢れてきそうな苦しみをぐっと飲み込んだ。
「反省するのは明日まででいいらしいわ。それまで彼氏くんと色々話し合っておくことね。じゃあねぇ~」
用件が済んだのか那砂さんはさっさと玄関を出て車に乗って帰って行く。
毎度、嵐のように去っていく人だ。
那砂さんがいなくなってからソラ先輩が戻ってきてソファに横たわっていた。
心配になって駆け寄ると、つらそうな顔からすぐに柔らかな笑みに変えて私を見てくる。
「落ちていた洗濯物に土がついていたんだけど、綺麗に洗って洗濯機に入れたから大丈夫だよ」
「ありがとうございます。後は私がやるので今日はもうゆっくりしてください」
屈んで視線を合わせると起き上がったソラ先輩にソファに座らせられた。
そして先程掛けてくれたシャツのボタンを外して、晒された肩や胸元にちゅっと口付けしてくる。
くすぐったさよりも子宮が疼くような甘い痺れが体に走った。
「んっ…、あっ……、寝てないと…だめ…ですよ……」

