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愛おしいキミに極甘な林檎を
第29章 囚われの時間に濃厚な✕✕を注がれて



「怠くても不思議と性欲はあるんだよね。あれかな……生命の危険を感じるから子孫を残したくなるっていうやつ」


「変な冗談を言わないでください」


シャツを脱がせられてまたベビードールを着た姿に戻された。


どうやら服が乾くまでこの格好でいろと言ったのは冗談ではないようで、さっきはこの姿を那砂さんに見せたくないから隠したんだろう。


付き合いが長くてもふしだらな格好をしている姿を見られるのが恥ずかしくて視線を落とすと、ソラ先輩は壊れ物に触れるかのような手つきで私の肩を抑えてきて唇をそっと重ねてくる。



「大好きな風子にその格好をされていて俺が我慢できると思う?」


「体調が悪い時くらい我慢してください」


「悪くないよ。いつもより体温が高いだけだから」



「……じゃあ、ここは大丈夫なんですか?」

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