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愛おしいキミに極甘な林檎を
第33章 綺麗になったキミに……

夏祭りを楽しんでから家に帰り、まだ手をつけていなかったわたあめやチョコバナナを食べる。
浴衣を汚してしまいそうだったけど、着る機会がなかなかないからまだ着ていた。
「チョコバナナ美味しいです。今度作ってみようかな」
独り言を呟きながら食べているとソラ先輩が私をじーっと見てくる。
「私ばかり食べてすみません。ソラ先輩も食べます……?」
「食べていいよ。でも風子がバナナを食べるとエロく見えるから他の男の前で食べちゃだめだ」
「何の心配をしているんですか……。会社にバナナを持っていきませんし、家以外でまるごと食べるシチュエーションがありませんよ」
夏祭りで買った食べ物の残りを楽しんでから髪飾りを外す。
浴衣も脱ごうと帯に手を回すとソラ先輩に寝室に連れていかれた。
「また浴衣の写真を撮るんですか?」

