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陰は陽よりも熱く
第3章 埋もれていた想い
吐息を漏らしながら抗議する二籐は可愛いすぎて、思わず会議室の机に押し倒していた。



窓から丸見え、職員室からもそう遠くない距離の会議室


普通ならありえない

けど止める気も起こらなかった

鬼の目に唆されただけじゃない…


愛しくて堪らない気持ちが止められなくなったのは自分のせいだ



歯止めをかけても弾け飛ぶほど気持ちを育てたのは俺自身


鬼はもともと在った火種に油を注いだだけだ…
ほんの僅かに


「っ…っ…!っはっセンセ…ッ…っん」

左耳から首筋にチュッと音を立てながらキスを浴びせていくと可愛い声が甘く鼻に掛かる。


スカートの裾から侵入した手で内腿をなぞる。


しっとりと瑞々しい肌の滑らかさにうっとりとしながら自分の呼吸も心臓の音も 早まるのがわかった。


「…はぁっ…っ…蓮実…って……呼んでいいか…?」


びくっ――
二籐の首筋から背筋が跳ねた。


「っ…ぁっ…ダメッ…っなんっっ…よばれたらっ…もっ…おかしくなるっ…!」


たくしあげたブラウスの下の肌が桃色に染まる。

「っ…蓮実…っ」


呼びながら柔らかな乳房にむしゃぶりついた。


「ぁあっ!…やっ…ぁァ…っん!」



鼻に掛かった声が甘くとろけてしまいそうに響く。



「蓮実…っ…っぁあ…っ」


本当は、この痛いほどに張り詰めたものをすぐにも突き入れたい…っ



でも名前を呼んだだけで肌を染める蓮実の反応を見ていたずら心が湧いた。

薄く色づいた乳首に円を描くように舌を這わせ責めながら、片手は内腿から臀部に回し、するりと布地の隙間から指を滑り込ませる。


「!んっァあッ!ゃッ…っせ…んァ!…っ」


「…っァ蓮実…っ…っこんなに濡れて…音が…ほら…っ」


濡れそぼったそこにわざと激しく指を前から後ろへと滑らせる。



ちゅぐっ…ちゅぐっ…っ


「ァあぁっ…っ!!もっ…っ!センっ…セっ!っゆびがっあぁっあん…やらっしっ…」



喘ぐ様子にベルトを緩めて怒脹した猛りをとりだした。

「…ッ…っ俺もっ… 蓮実…こんなになってる…っ」


俺のものを見て、肩で息をしていた蓮実はそっと震える手で触れた。



「ぁ…ぁ…センセの…おっきい…っ…あったかい…」





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