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アルルの夜に始まる恋
第3章 パリの小さな夜
しばらくして、小夜が店員と共にロイの元に戻ってきた。
長い髪は頭のてっぺんあたりでアップされ、大きなカールでふんわりと広がっている。
前髪は少し横に流して、小夜の小さい額がすこし見えた。
メイクは派手すぎず、大きな黒い目が更に強調され、いっそうキュートな印象を与えた。
「素敵だ・・・言葉もないよ」
ロイは小夜の手を取り、囁いた。
小夜は頬を赤らめ恥ずかしそうに微笑んだ。
ロイはポケットから箱を取り出し、小夜に渡した。
「プレゼントだ。つけてみて」
小夜は驚いて箱を受け取った。
「プレゼント?」
ロイが開けるように促す。
小夜はゆっくりと丁寧に箱を開けた。爪も綺麗にマニキュアが塗られている。
「すごい・・・これ・・・」
ピンクゴールドのネックレスにダイヤが三つ連なるようについている。
ロイはネックレスを受け取り、小夜につけてあげた。
小夜を鏡の前に連れていく。
「完璧だ」
全身を鏡に映し出し、小夜は食い入るように自分の姿を見つめた。
「夢みたいだわ・・・」
小夜は日本語で呟き、呆然と自分の姿を眺めた。
ロイは鏡越しに小夜を見て微笑んだ。
「今、パリで一番美しい女性は君だ。いや、世界一かな」
小夜はロイを振り仰いだ。ヒールの分、顔が近い。今にも泣きそうに瞳が潤んでいる。
「ロイ・・・ありがとう。こんな素敵なクリスマスプレゼント、嬉しすぎて・・・」
思わずキスしてしまいそうになる衝動に駆られる。
ロイはグッと堪え、代わりに小夜の肩を抱いた。
「・・・では、パリの夜を楽しもう」
長い髪は頭のてっぺんあたりでアップされ、大きなカールでふんわりと広がっている。
前髪は少し横に流して、小夜の小さい額がすこし見えた。
メイクは派手すぎず、大きな黒い目が更に強調され、いっそうキュートな印象を与えた。
「素敵だ・・・言葉もないよ」
ロイは小夜の手を取り、囁いた。
小夜は頬を赤らめ恥ずかしそうに微笑んだ。
ロイはポケットから箱を取り出し、小夜に渡した。
「プレゼントだ。つけてみて」
小夜は驚いて箱を受け取った。
「プレゼント?」
ロイが開けるように促す。
小夜はゆっくりと丁寧に箱を開けた。爪も綺麗にマニキュアが塗られている。
「すごい・・・これ・・・」
ピンクゴールドのネックレスにダイヤが三つ連なるようについている。
ロイはネックレスを受け取り、小夜につけてあげた。
小夜を鏡の前に連れていく。
「完璧だ」
全身を鏡に映し出し、小夜は食い入るように自分の姿を見つめた。
「夢みたいだわ・・・」
小夜は日本語で呟き、呆然と自分の姿を眺めた。
ロイは鏡越しに小夜を見て微笑んだ。
「今、パリで一番美しい女性は君だ。いや、世界一かな」
小夜はロイを振り仰いだ。ヒールの分、顔が近い。今にも泣きそうに瞳が潤んでいる。
「ロイ・・・ありがとう。こんな素敵なクリスマスプレゼント、嬉しすぎて・・・」
思わずキスしてしまいそうになる衝動に駆られる。
ロイはグッと堪え、代わりに小夜の肩を抱いた。
「・・・では、パリの夜を楽しもう」