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君の瞳に映る白い花【おまけ追加しました】
第4章 君の瞳に映る白い花
冬子は全く動じてない美代を見て驚きの表情で尋ねた。
「お母さん知ってたの?」
「結婚は知らなかったけど、二人に何かあったんだってのはわかってたわよ」
冬子はそんなに自分の態度がおかしかっただろうかと反芻してみた。
そんな冬子を見て美代はクスと笑った。
「長い間二人のこと見てきたんだもの。わかるわよ」
「全く気がつかなかった二人がこちらに」
悠が手の平を上にして、紹介するように自分の両親を示した。
「ゆ、悠・・・・・・お前・・・・・・」
忠は立ち上がって前のめりになって悠を凝視している。
「冬ちゃんに・・・・・まさか・・・・・・」
「何がまさかだよ。何にもしてねーよ。妊娠させてもないし、そもそも妊娠するようなことしてない」
忠はまるで自分の息子が結婚するときは相手を妊娠させてしまった時だと決め付けていたかのような口ぶりだった。
「冬ちゃんは・・・・・冬ちゃんはいいのかい?こんな奴と結婚して」
「自分の息子、どんな人間だと思ってんの?」
自分の日ごろの行いを棚に上げて、悠は呆れたように言った。
「おじさん、私も・・・・悠と結婚したいです。二人で話し合って、ちゃんと考えて決めました。結婚してもいいですか?」
忠は、ドカッと脱力したように椅子に座った。
「冬ちゃんが、悠の嫁さんに・・・・・・。おい、冬ちゃんが悠の嫁さんになってくれるって・・・・・」
忠は泣きそうになりながら昌子の肩をゆすった。
昌子はすでにおいおい泣いていた。
「冬子ちゃん・・・・・ありがとう、ありがとう」
美代は立ち上がって忠と昌子に向かって頭を下げた。
「社長さん、昌子さん、どうぞ娘をよろしくお願い致します」
昌子は美代のそばまできて美代の手を握った。
「お母さん知ってたの?」
「結婚は知らなかったけど、二人に何かあったんだってのはわかってたわよ」
冬子はそんなに自分の態度がおかしかっただろうかと反芻してみた。
そんな冬子を見て美代はクスと笑った。
「長い間二人のこと見てきたんだもの。わかるわよ」
「全く気がつかなかった二人がこちらに」
悠が手の平を上にして、紹介するように自分の両親を示した。
「ゆ、悠・・・・・・お前・・・・・・」
忠は立ち上がって前のめりになって悠を凝視している。
「冬ちゃんに・・・・・まさか・・・・・・」
「何がまさかだよ。何にもしてねーよ。妊娠させてもないし、そもそも妊娠するようなことしてない」
忠はまるで自分の息子が結婚するときは相手を妊娠させてしまった時だと決め付けていたかのような口ぶりだった。
「冬ちゃんは・・・・・冬ちゃんはいいのかい?こんな奴と結婚して」
「自分の息子、どんな人間だと思ってんの?」
自分の日ごろの行いを棚に上げて、悠は呆れたように言った。
「おじさん、私も・・・・悠と結婚したいです。二人で話し合って、ちゃんと考えて決めました。結婚してもいいですか?」
忠は、ドカッと脱力したように椅子に座った。
「冬ちゃんが、悠の嫁さんに・・・・・・。おい、冬ちゃんが悠の嫁さんになってくれるって・・・・・」
忠は泣きそうになりながら昌子の肩をゆすった。
昌子はすでにおいおい泣いていた。
「冬子ちゃん・・・・・ありがとう、ありがとう」
美代は立ち上がって忠と昌子に向かって頭を下げた。
「社長さん、昌子さん、どうぞ娘をよろしくお願い致します」
昌子は美代のそばまできて美代の手を握った。