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君の瞳に映る白い花【おまけ追加しました】
第4章 君の瞳に映る白い花
一度射精した後だからか、悠は今度はなかなか達しなかった。冬子がおかしくなる、死んじゃうと言っても悠は止めなかった。

バックに座位に騎乗位・・・・・いろいろな角度から冬子の中の具合を確かめていた。

最後は正上位になって、ようやく何度目かのオーガズムのタイミングで悠は冬子と一緒に果てた。
身体の痙攣が治まらず、冬子は悠にしがみついて怖い怖いと言って泣いた。
悠は脱力しながらも冬子を抱きしめて大丈夫と優しく囁いた。

ようやく痙攣が止まって悠が冬子の顔をのぞきこむ。

涙でぐちゃぐちゃになっている顔を見て悠が言った。

「お前・・・・・・かわいいな」

こんな顔のどこがかわいいというのか。冬子は恥ずかしくなって枕で顔を隠した。

「悠のばか!死ぬかと思ったじゃない!」

悠がニヤニヤしながら冬子の耳元で囁いた。

「それ、ほめ言葉ね」

冬子はもう何も言う気になれずぐったりと横たわった。
悠がバスルームに連れていってくれ、悠と一緒にシャワーを浴びる。足がガクガクして立っていられない。

悠は冬子を座らせて頭と身体を洗ってくれた。
眠くて何度もあくびが出る。

一体何時間セックスしていたのか・・・・・。
身体を拭いて悠のバスローブを借りると、髪をかわかす気力もなくベッドに倒れこんだ。
悠が水を持ってきてくれたが起き上がる元気がない。

仕方ねーなと言って悠が冬子の上体を起こして水を飲ませた。

「ありがと・・・・・・」

冬子の身体に悠が布団をかける。

「悠・・・・・・優しい・・・・・・」

恋人となると、悠はこんな風に優しくなるのかと眠い頭でぼんやり思った。

悠は残りの水を一気に飲み干すと、あくびをして冬子の隣に横になった。

(同じ匂い・・・・・・)

冬子は悠のそばににじり寄って脇の下に頭を収めた。
悠は手を下ろして冬子の肩を抱き、反対側の手で冬子の手を握った。

25年一緒にいて、こんなことしたことはもちろん初めてだったが、ずっと前からこうなることが決まっていたような不思議な感覚だった。

(幸せだなぁ・・・・・・)

冬子は悠の綺麗な指を握り、じっと見つめた。

(やっぱり私、ずっと悠の手にこうして触れたかったんだ・・・・・・)

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