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月夜の迷子たち
第7章 忍び寄る闇
祐哉との日々が一気に思い出され、紗奈は声を殺して泣いた。
こんな風に連絡もなく出ていって、またあの人を傷つけてしまう。

離れたくない。祐哉が帰ってきたら真っ先に会いに行って抱きしめてもらいたかった。

それでも母の声が頭に響いて消えない。
母が銀行の前で今か今かと振込みを待っている気さえした。

駅で降ろしてもらって、すぐに銀行でお金を振り込む。

これから一体いくら要求されるのだろう・・・・・・。

今回だけで済むとは到底思えない。

自分が稼ぐ方法は絵を描くしかないのだ。
今まで以上に描いて描いて描いて・・・・・・。
母をレイアの元へ行かせないようにするには、そうするしか術がない。

恐怖心が、紗奈の心を支配していった。
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