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月夜の迷子たち
第7章 忍び寄る闇
瑠花を抱きかかえようとする祐哉を制止して征哉が言った。

「あとは瑠花自身で立ち直るしかない。お前も辛いだろうが、よくやったよ。瑠花は俺に任せて紗奈ちゃんのとこに行け」

征哉はこれ以上瑠花に優しくするなと目で訴えていた。
お前の罪悪感を取り去りたいための優しさはやめろと。残酷すぎる・・・・・と。

祐哉は小さく頷いて立ち上がった。

レイアを見る。ショックを受けて顔色が悪い。

「レイアさん・・・・・」
「こっちのことは俺がやるから、お前は気にするな」

俊がレイアを抱きかかえながら言った。

「祐哉くん・・・・・紗奈っちに言って。私は大丈夫だから。絶対また帰ってきてって」

祐哉は深く頷いた。レイアもまた複雑な心境に違いなかったが、こうして紗奈のことを心配してくれている。

泣き崩れる瑠花を征哉が抱きしめていた。

祐哉は瑠花の泣き声を振り切るようにして紗奈の元へ向かった。


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