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月夜の迷子たち
第8章 物語の続き
「・・・・・・見つけてくれて、ありがとう」
「え?」
「迷子になった俺を、見つけてくれたのが君で・・・・・良かった」

祐哉の目は再び欲情して潤んでいる。

「祐哉さん・・・・・」

それは・・・・・と続けようとした紗奈の唇を塞ぐ。

頬に、額に、瞼に、そしてまた唇に・・・・・。
触れる度に愛しているという囁きが聴こえてくるようだった。

紗奈も同じように祐哉に心をこめてキスした。

今はもう、愛してもらうことも、愛することも怖くない。
ただ素直に、純粋に、自分が大事に想うもの、愛しいと想う人に向き合うことが出来る。
その喜びと、祐哉への感謝の気持ちで胸がいっぱいになる。

(愛してる・・・・・・愛してる・・・・・・・)


ザザァ・・・・・・と強い風が吹いて、森の木々が大きく揺れた。

大自然の片隅でひっそりと混ざり合う想い。

薄い雲から月が顔を出し、二人の影がいっそう濃くなる。

重なった影は、いつまでも離れることはなかった。




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