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月夜の迷子たち
第12章 包まれる想い
俊はレイアの腰にまわしていた手をレイアのサマーセーターの中に滑り込ませた。
レイアがピクっと反応するが、かまわずキスを続けた。
セーターの下はブラだけだった。
俊はブラの上から胸を包み込んだ。

「急がないんじゃなかったの?」

レイアがクスクス笑いながら尋ねる。

「少しだけ」

俊はブラのホックを素早く外し、直にレイアの胸に触れた。
大きすぎず、張りのある若々しい胸を両手でゆっくり揉んで感触を楽しむ。
キスもだんだん激しくなってくる。俊は親指でそっと胸の先端を撫でさすった。

「あ・・・・・・・」

レイアの身体がピクンと震えて切なげな吐息が漏れた。

スリスリ・・・・・・と優しくなでたり、ツンと弾いたり、クリクリと摘んだり・・・・・。

「あ・・・・・俊・・・・・・・んっ・・・・・・」

レイアは今度は下半身をぐいぐいと押し付けてくる。
今すぐこの場で押し倒したい。俊は理性が飛びそうになるのをなんとか堪えようと唇を離した。
レイアが行かないでといわんばかりに、俊の首に抱きつく。
レイアの耳元からバラの香りが漂い、俊はその可愛らしい耳たぶを口に含んで、乳首をきゅ・・・・と摘んだ。

「あっ・・・・・」

レロ・・・・・・

しがみついてくるレイアが愛しく、俊は耳たぶと乳首を愛撫しながら、好きだと囁いた。
その時、広間の柱時計がボーンと鳴った。
一時になった。もう出発しなくては。

「もっとしたいけど・・・・・ごめん」

レイアの瞳は潤んですっかり欲情していた。

「帰ってきたら、続きする?」
「ああ・・・・しよう」

そう言って最後に強く唇を吸うと、俊は欲望を理性でねじ伏せて部屋を出た。

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