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月夜の迷子たち
第12章 包まれる想い
「どういうこと・・・・・・?」
「ずっと・・・・・・君たちを探していたみたいだ。君がこの家にいることや、玲央君がイギリスにいること、君の育ての親が入院中なこと、全て知っていたよ」
「ま、待って・・・・・・。征哉君、その人に会ったの・・・・・・・?」
「さっき言ったように強制的にね」
落ち着いている征哉の表情が忌々しく感じるくらいにレイアは動揺していた。
(会いたがってる・・・・・・父親が・・・・・・・・・)
「多分、瑠花が君たちのことを調査するにあたって、どこかの段階で相手に君たちのことを知らせた人間がいる。おそらく金目的で」
レイアは青ざめた顔で首を横に振った。
「やだ・・・・・・!いやだよ!私・・・・・会いたくない!」
征哉は小さくため息をついた。まるで、こんな役目したくなかったのにと言っているようだった。
「まあ、多分そう言うと思って、そう言ったよ。本当は君に何も伝えず解決したいんだけどね。僕がダメなら直接君らとコンタクト取るっていうから・・・・・・。いったんボールを受け取っておいて、後日連絡するってことにしたんだ。君が嫌ならもちろん無理に会う必要はない」
「玲央は・・・・・・?玲央に連絡しなきゃ・・・・・!」
「玲央君にはもう連絡したよ。彼は会うって」
「・・・・・・・・!」
レイアは驚愕の表情で征哉を見た。
「ずっと・・・・・・君たちを探していたみたいだ。君がこの家にいることや、玲央君がイギリスにいること、君の育ての親が入院中なこと、全て知っていたよ」
「ま、待って・・・・・・。征哉君、その人に会ったの・・・・・・・?」
「さっき言ったように強制的にね」
落ち着いている征哉の表情が忌々しく感じるくらいにレイアは動揺していた。
(会いたがってる・・・・・・父親が・・・・・・・・・)
「多分、瑠花が君たちのことを調査するにあたって、どこかの段階で相手に君たちのことを知らせた人間がいる。おそらく金目的で」
レイアは青ざめた顔で首を横に振った。
「やだ・・・・・・!いやだよ!私・・・・・会いたくない!」
征哉は小さくため息をついた。まるで、こんな役目したくなかったのにと言っているようだった。
「まあ、多分そう言うと思って、そう言ったよ。本当は君に何も伝えず解決したいんだけどね。僕がダメなら直接君らとコンタクト取るっていうから・・・・・・。いったんボールを受け取っておいて、後日連絡するってことにしたんだ。君が嫌ならもちろん無理に会う必要はない」
「玲央は・・・・・・?玲央に連絡しなきゃ・・・・・!」
「玲央君にはもう連絡したよ。彼は会うって」
「・・・・・・・・!」
レイアは驚愕の表情で征哉を見た。