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月夜の迷子たち
第13章 暗闇を照らす光
「俊に似た子が欲しいな」

レイアの言葉に俊が目を丸くする。

「それはダメだ。君に似てもらわなきゃ困る」
「なんで?俊に似た子が5人、こう、メガネをかけて年齢順に並んでるの。かわいいでしょ?」

俊の表情がひきつっている。
レイアは更に笑った。
俊の太ももの上に跨ってキスする。

「いっぱいいっぱい、幸せになろうね」
「ああ・・・・・・・」

そっとお互い唇を開いて、舌を絡ませ合う。

「・・・・・・・もう出発しないとダメ・・・・・・・?」

俊がレイアの胸の先端を指で擦る。

「まだ・・・・・・大丈夫・・・・・・・・」

レイアは微笑むと、ゆっくりとキスを楽しんだ。
二人に降り注ぐ朝日と同じくらい、レイアの胸の中の希望はキラキラ輝いていた。





「一緒に?ここで?嫌よ。結婚したら二人で暮らしなさい」

土曜日の昼下がり、出かける支度をしている友子にレイアは結婚したら一緒に暮らそうと俊が言ってくれていると話した。友子は一週間前に退院していて、今日は久しぶりの外出だった。
俊との結婚に関してはとても喜んでくれて、レイアをぎゅうぎゅう抱きしめた。
しかし、一緒に暮らそうという話には迷わず拒絶を示した。

「えーー?どうして?私、友子さんと一緒がいい!」
「私は嫌よ。やっと子育て終わったーと思ってるんだから、一人でゆっくり暮らしたいわ。それに、あなたたちだって、いつかは子どもが出来たりするでしょう?もうこの年で小さい子と暮らすのは無理。もちろん、産まれたら手伝うわよ?でも一緒に暮らすのは無理」

レイアは友子がここまではっきりと断ると思っていなかったので、ショックを受けた。

「友子さん・・・・・・そんなこと言わないでよ・・・・・・・」

泣きそうになっているレイアの頬を友子が撫でた。

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