この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第13章  波間の躯
  


 ハッとして目を開けると傍に兄が座っていた。


「起きたか、月良。」


「お、・・・!!」


 〝お兄ちゃん〟と口にしそうになり両手で口を押さえた。


「どうしたんだ?〝お帰り〟は?」


「っ・・・・・・」


 懐かしくも優しい笑顔を向けてくれる兄に思わず〝お兄ちゃん〟っと叫んで飛び付きたくなる衝動を必死に抑える。


「月良、挨拶を待ってるんだが・・・」


「あっ、えっと・・・お、お帰りなさい、〝ご主人さま〟。」


 冷静になり兄を怒らせないように兄が望むように挨拶できた。


「あぁ、ただいま・・・月良。ちゃんと挨拶出来て偉いぞ。」


 にっこりと笑いかけて頭を撫でてやる。


「(お兄ちゃん・・・優しい。)」


 兄の態度にホッとした。自分の態度は、間違っていなかった。


「奈音から腸内洗浄が全部終わったと報告があった。」


  
/400ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ