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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第15章  現実の残酷
  


 兄が手にしたのは、壁に掛けてあるバイブだった。太さは、言うまでもなかった。それよりも全体に無数の突起が付いている。


「力むなよ。ほぉら・・・挿れてやる。」


 ぬちゅ ぐちゅッ


「っ、あ、ぁあ・・・あ゙ん。」


 絶頂を繰り返した蜜壺は、呆気なく冷たい玩具を飲み込んだ。無数の突起が蜜壺を満遍なく刺激していた。蜜房の入り口にもゴリゴリと当たっている。
 動かないだけでコレだけの刺激なのだ。動かされたときに気が狂ってしまう気がした。


「よし。今度は、こっちだ。」


「っ!!?」


 意気揚々と壁から次に取ったのは、蜜壺に挿入したモノよりも幾分か細いものだった。しかし蜜壺のときと同じで無数の突起が見える。


「いやっ、そんなの・・・挿れないでぇ・・・」


「力むと辛いぞ。ほら、挿れるぞ・・・」


 まだ柔らかい解れている蕾のナカに押し込む。


  
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