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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第16章 逃れの奇襲
驚いた顔に残虐な物語の幕は、上がった。
拒まれれば拒まれただけ気分がよかった。従順に堕ちる瞬間を楽しめるからだ。
この数日を思い返しても濃い時間を過ごしている。檻に居たときのタイムロスなどなんの障害でもない。
「ふぅ・・・様子を見に行くか。」
反芻を繰り返し長風呂をしてしまった。酒も回ってかなり上機嫌ではあった。
バスローブだけを羽織って地下室のドアを開ける。
「う゛・・・・・・ンん゛っ」
階段を降り出すと艶めかしいが呻き声とも言える声が訊こえて来た。
「反省は、出来たか?」
宙吊りでタイマーによって定期的に動き出すバイブに弄ばれながらビクビクと跳ねている妹に意地悪に声を掛ける。
「っん゛・・・取って、もう・・・許してっ・・・・・・」
「そんなに嫌そうじゃないのは、なんでだろうな?お漏らしみたいにシーツが濡れてるぞ。」