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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第16章 逃れの奇襲
ゴンッ!!
「っ、!!・・・・・・」
バイブを抜いて再び犯して楽しもうとした瞬間に後頭部に鈍い痛みが走った。
「お兄ちゃんっ!!?」
「イイ趣味してるぜ。でも、ここからはこっちが楽しませてもらうからな。。。」
「っ、だ・・・れ・・・・・・」
薄れゆく意識の中で微かに男の声と自分を呼ぶ妹の声がした。
《 《
「奈音。」
「あぁ、汰音。来てくれて助かったわ。」
「それで、怪我人って・・・良巳か?」
ソファーに寝かされている人物を見てため息混じりに訊く。
「そうよ。うちの旦那さま。
警察沙汰には、出来ないからあなたの息の掛かった病院に連れて行って欲しいのよ。」
「あのなぁ~俺は、便利屋じゃないんだぞ。」
「彼になにかあったらあなた方のご主人さまも困るでしょ。腹に一物抱え合っているんだから融通を利かせてちょうだい。」