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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第2章 兄に囚われる
ビュク ビュルル
「っ、あー!!」
「っ、・・・最初にしては・・・先ず先ず、だな。」
奥に牡の先を押し付けたまま残りも出し切りながら話した。
「はぁ、はぁ・・・
(もう、判んな・・・・・・)」
「相性は、さすがにいいな。これから毎日抱いてやるからな。」
虚ろな瞳で自分を見つめてくる妹に残酷なひと言を言ってみたがどこまで理解出来ていたかは、判らなかった。
「よし、少し休憩したらまたシような。」
「!!」
目にキスをされた反動で目を閉じた。
「寝ちゃったのか・・・まぁ、時間はタ~プリあるからな。」
気を失った妹の唇にキスをしてベッドを降りる。
「おっ、来たな。」
地下室を出ようと階段に足を踏み出すとインターフォンの音が微かに訊こえた。
「今だけは、〝いい夢を〟。」
ベッドの妹に声を掛けて部屋を出て鍵を落とした。