この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第25章 現実を幻想へ
先ほど自分を煽っていた色気がなくなった妹にそう告げた。
》 》
温かなお日様の明かりと緑の匂い・・・もう、かなり昔のような気がする。
「月良、ワタシが代わってあげる。」
「・・・・・・誰?」
似たような髪に容姿。しかし逆光でよく見えない。
「ワタシは、好きだから。〝ご主人さま〟とするときに入れ代わりましょう。」
「なんの、話し・・・?」
「大丈夫。もうずっとこうやって生きてきたでしょう?」
月良をそっと抱き締める。
「知らない。・・・あなたなんか、、、」
「それでもいい。・・・ワタシは、あなたなんだから。大丈夫。全部目が覚めたら終わってるから。。。」
抱き締めて幼子にするようなキスを送る。
ワタシ
「頑張れ、 月良。」
「っ・・・・・・!!?」