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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第28章 手綱の獣
「旦那さま・・・・・・早くない?」
焦りながら少女を早く起こさなければと身体を揺するが全く起きない。
「お風呂に・・・入りましょう!」
もう隠す以外に道がなく抱き上げてバスタブに入れてお湯を出す。
「シーツを替えてくるから待っててね。」
眠っている少女に声を掛けてバスルームを出る。
「旦那さまがこんなに早いなんて・・・」
少女は、情事のあと・・・だった。しかし自分1人でシタとは、言えない。
少女にナニもしていないのに。では、誰がその相手だったのか・・・。
考えられるのは1りだけ・・・。そう、1人だけ。
先日家に侵入した男だけ。しかし警備を強化したのに現れた。
問題は、行為に奔放な人格のときに奴が現れたことだ。知られたこと。大問題だ。
ただでさえ逆恨みの激しい男のことだ。次は、どんな一手に打って出るかが判らないのだ。