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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第37章  終わりに向けての道程
  


 》 》


 兄からの連絡は、またもや会長からの用事だった。自分が1度は、助けた少女の救出を改めて頼まれるとは思っていなかった。


「どうですか?」


 一緒に来ていた乙女グループの警備員に声を掛ける。彼は、いま警備システムを切っている。


「切れました。さぁ、中に入りましょう。」


「裏からにしましょう。」


 中の状況が全く判らないので正面玄関ではなく裏から入ることを提案し2人でゆっくり入った。
 中は、静まり返っている。


「部屋は、なん部屋ですか?」


「下にホールとダイニングルーム、キッチンと2つ部屋があります。2階には、5部屋あります。」


「下に集まってるでしょうね。」


「そう思います。」


「じゃあ、ダイニングへ行きましょう。」


 警備員を連れてキッチンを通ってダイニングルームの扉を開ける・・・・・・


  
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