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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第8章 飼育員に浚われる身体
「気を失うほどの絶頂を迎え入れたのなら責める権利は、ないと思うけれど。違う?」
「・・・わた、し、、、」
「泣くのは、卑怯だわ。とっても腹立たしい。」
「え・・・っ。」
「あれだけ旦那さまに愛されて乱されて絶頂を何度も受け入れたのですから〝乱暴された〟、みたいな顔をしないでね。」
「っ、ごめん・・・なさい。」
〝なに〟対して謝っているのかが判らなかったがつい口を付いて出た。
「ふふ、そんなに怯えないで月良さま。
さぁ、ご飯にしましょうねぇ。」
小動物のようにフルフルと震えている少女に声を掛ける。
「・・・食べたくない。」
「あらあら。朝の食事は、1日の原動力よ。」
「でも、あんまり・・・」
「困った子ね。少しでいいから召し上がれ。」
テーブルに用意した朝食を見せる。
「じゃあ、スープだけ・・・」
「ええ、召し上がれ。」