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デブオタ・キモオの鎮魂帰神
第3章 特別チーム
特別チームの部屋は、社長室の前にあった。

真新しい机にPC、複合機、金色に光る社員証が置いてある。

席は横3席でその前に相向かい3席の6人。

少し離れた所に大きな机の課長席があった。

自分の社員証を探していくが見つからない。

6つある机に皆さんが座る。

「えっ!あそこ?」

課長席みたいなところが自分の席だった。

社員証にteam leaderと書かれていた。

落ち着かない。

経理課や秘書課の人達も見ている。

まあ、やることは決まっているんだけどね。

元営業の二人に、「相手のリサーチを頼む。うちの売りはセキュリティーとシステムの一元管理。その辺りから参入出来るか探って。」

セキュリティーのパンフとシステム管理のパンフを元設計課の二人に頼んだ。

秘書課のお姉さん二人には現地に行って貰い、規模や完成予定などを探って貰うことに。

もちろん私服で。

俺もネットで調べる。

発注元を調べていたら、日本レジャー(株)。

日本でも有名な宮ノ内家。

でも、頭が痛い。

三女と同級生だった。

復讐どころではない。

頭を下げなければ。

いや、下げたところで商談など出来ないだろう。

社長に言って辞退するしかないな。

早速、社長室へ。

社長に全てを話す。

「それぐらいで負けを認めるでない。やることやってからにしろ。」

却下された。

部署に戻り、宮ノ内家について調べる。

会長 宮ノ内 政代(祖母)

社長 宮ノ内 光代(母)

常務 宮ノ内 美代(長女)

専務 宮ノ内 加代(次女)

総務部長 宮ノ内 伊代(三女)

この三女がくせ者なんだよなぁ~。

いや、三女だけではないかも。この姉妹全てがそうなのかもなぁ!

「ピピッ!ピピッ!」

もうこんな時間か!

「みんな!昼にしよう!」

携帯のメールを見ると、いつもの場所に居ます。

公園の東屋に渚さんがいた。

いつものように弁当を食べ、渚さんの膝枕で休憩。

休憩時間も残りわずか。

「いつものように飲んでいく?」

「うん。」

辺りを見渡し素早く胸を出してきた。

胸に飛びつく流星だが、それだけでは治まらない。

「入れさせて。」

「そんなに時間ないわよ。」

「問題ない。」

早撃ちガンマンに時間など無意味だ。

賢者モードに入り会社に向かった。
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