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デブオタ・キモオの鎮魂帰神
第3章 特別チーム
頼むから、慰めてやってくれ!

心の中でお願いする流星だった。


「俺たちも、帰ろうか。」

「うん。」

二人の後ろ姿を見ながら

「花梨さんが可哀想...」

「今の状況だけを見ればそうだけど、最初は妻子持ちの係長と出来てたんだよ。

それでは、花梨さんが幸せになれないじゃないか。だから、大山とくっ付けたんだよ。」

「うそ~!そうだったの?」

「あぁ、良く知ってるだろう?6人で遊んでたんだから。」

「えっ、なら、あの人たちも?」

「そうだな。知らないのは、大山と....」

「私たちが隠れ蓑だったなんて。ショック。」

「だから、あの二人には、幸せになってもらいたいんだよ。」

「大山さんも優しいから安心ですね。」

「そうだといいんだが。」


携帯が鳴った。

「自宅」

電話に出ると、渚さんだった。

「お父様とお姉様が来られています。」

「電話、親父に替わって。」

「おう、流星か。話があるから早く帰ってこい。」

「何?何か用?」

「電話では、あれだから、早く帰ってこい。」

「今日は、チームの結成式だから、俺が抜けるわけにはいかないだろう。」

「抜けられないのか?」

「俺がリーダーなんで無理だよ。」

「お前がリーダー?」

「そうだよ。」

「そうか、お前の会社に特別チームって部署があるだろう?」

「あるよ。」

「そこが、今、パンフレット作っているって話なんだが、知ってるか?」

「知ってるも何も、特別チームのリーダーは俺だけど。」

「えっ、お前がリーダー?特別チームの?」

「だから、そう言ってるじゃない。」

「その、パンフレットを由貴の会社に頼んでやってくれないか?」

「なんで、姉貴の名前が出てくるのさ。」

「えっ、そこの社員じゃないか。」

「知らないよそんなの。」

「な、姉弟のよしみでなんとかしてやってくれよ。」

「親父には世話になったけど、他の人は他人だったから、そこまでの義理はない。」

「家族じゃないか!助け合ってこその家族だろ?」

「家族ねぇ?家族で外食行くとき、俺だけ留守番だったんだけど。それって家族なの?」

「お前は勉強で忙しそうにしていたから、邪魔しないようにしていただけだ。」

「田舎に行くときも、車に乗せてくれなかったじゃないか!うちの車は5人乗りだよな!」

「それは、あれだ!..」
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