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炎の薔薇
第5章 セックスの虜

 裸のままソファに座って両手首を後ろで縛って拘束され、目隠しをされたまま胸を責められるプレイが好きだった。

 ラブホテルのエロビデオ見ていたら、たまたまやっていたプレイだ。

「してみない?」 

 そう言った私に和也は驚いたが、まんざらでもなかったようだ。

「茜がやりたい言うしな」と言いながら、アイマスクまで用意してきた和也。
手首は跡が残らないように柔らかめなタオルを使って縛った。

 和也は跪き、乳首を下から上へと舐めたり、摘んだり、指腹で刺激したりを繰り返す。

 そのまま脚をM字に開き、突然クンニをしてきた。
予定外の事は体が異常に反応するものだ。
まるで体に電流が走ったような刺激を受け、ヘニャヘニャになって力が入らなくなる。

 ホテルの部屋中に響き渡るような喘ぎ声を出し、挿入前にイッてしまう。

「俺も気持ち良くさせてや」
 
 和也は手の拘束を解いて、目隠ししたまま私をベッドに運んで押し倒した。
先端をクリトリスに押しつけ、クチュクチュとわざと卑猥な音を聞かせて、その後は一気に入ってくる。

「ハァ……ア、アッ、アア!! き、き、気持ちいい、ア、アー 和也」

 私は両手を広げて和也の腰を掴む。
激しく上下しながら、和也の肉棒は私の肉襞に包まれ奥を何度も激しく突いた。

 勃起した和也の肉棒が私の中に入る度、不倫への背徳感は薄れる。

 奥さんが出来ない事をしてあげてるんだという優越感の方が勝ったからだ。

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